実年齢よりも老けて見られる…それってたるみが原因かも
ある時鏡をふと見てみると、目の前におばさんが映っていた、いやこれは自分だった…このようなことはありませんか?思っているよりも自分が老けて見えた時のショックは大きいでしょう。老けて見られるのは、シミやしわなどいろいろな要因があります。その中でも大きいのがたるみです。
肌が重力に負けて垂れ下がってくると、どうしても見た目が実年齢よりも上になりがちです。いつまでも若々しい外見を維持するためにはたるみ対策をどうするかがポイントになります。そこで当サイトでは、たるみ対策の基本的なことについて見ていきます。
適切なたるみ対策をするためには、そもそもなぜたるみが起きるのか、その原因を把握することが大事です。原因を突き止めてから、具体的にどのように対策すればいいかについて紹介します。自分でできる対処法もあれば、より専門的な治療法までいろいろとあります。
シワよりたるみの方が根が深い?
実年齢よりも老けて見られる原因として、たるみとともにしわの問題もあります。しかしたるみとしわを比較すると、たるみ対策の方に力を入れた方がいいでしょう。たるみがほかの肌トラブルの大元になっていることが多いからです。
たるみは頬や首など、いろいろな個所で起こりえます。このたるみをそのまま放置してしまうと、しわやほうれい線の原因となる恐れがあります。つまりたるみケアを適切に行わないと、どんどん更けて見られてしまうという悪循環に陥りかねないのです。アンチエイジングはたるみケアが基本、このように考えた方がいいでしょう。
そしてたるみケアは、自分でもある程度対処できる可能性のあるものです。マッサージをはじめとして、家事や仕事などで忙しい方でも毎日続けられるようなケア方法もあります。自分でできるところから始めていって、たるみを可能な限り解消していく、見た目を若々しく見せてみるといいでしょう。
肌のハリの減少
顔がたるんでしまう原因として大きいのは、肌のハリが失われてしまうからです。もっと具体的に言えば、肌に含まれているコラーゲンやエラスチンの減少と言えます。
コラーゲンはクッションのような物質で、肌の弾力に欠かせない存在です。エラスチンはこのコラーゲンを支える役割を担っています。そのほかにもヒアルロン酸という保水力に優れた成分を蓄える重要な役割もあります。
コラーゲンやエラスチンは年齢とともに減少していきます。そのままにしているとハリが失われ、肌が垂れ下がってしまうでしょう。ですからある程度の年齢になれば、外部からコラーゲンやエラスチンを補っていく必要があります。
表情筋の衰え
たるみの原因として表情筋の衰えも考えられます。皮膚の奥には表情筋と呼ばれる筋肉があり、もしこの筋肉が衰えてくると、皮膚を持ち上げる力が不足して、たるみにつながってしまうのです。
表情筋の衰えは基本的にほかの筋肉と一緒で、筋肉を使っていないことが原因です。日常生活の中で表情筋を意識して動かしてみる、豊かな表情を作るように努めることで、表情筋の衰えを防げます。
筋肉は一般的に年齢を重ねるとどんどん衰える傾向があって、表情筋も例外ではありません。だいたい40歳を過ぎてくると筋力は衰えていってしまうと言われています。特に40歳前後の方でたるみの気になる人は、表情筋を意識してこまめに動かすことが大事です。
姿勢の問題
たるみが気になる人で、普段自然に猫背になっていませんか?この猫背もたるみの原因となっている可能性があります。
背中が丸まっていると、顎が突き出るような形になります。この顎を前に突き出した状態を続けていると、首の後部の筋肉が収縮しがちになってしまうのです。すると後頭部の周辺の筋肉から顔にかけて下に引っ張られやすくなります。その結果、顔全体のたるみの要因となるわけです。
特にデスクワークで長時間パソコンの画面に向かっていることが多い、スマホを長時間操作する人は猫背になりやすいですから注意しましょう。そのほかにも、座っているときに頬杖をついているとたるみにつながりやすいと言われているので、その点も注意が必要です。
顔のたるみチェック
顔のたるみをチェックする方法は、鏡で自分のことを見るのが手っ取り早いでしょう。そのほかに日常生活を見ると、顔のたるみの起こりやすい人かどうかも判断できます。
まずデスクワークをしている、パソコンを長時間使っている人は注意が必要です。また座るときの癖のある方もたるみ予備軍と言えます。自然と足を組んでしまう、頬杖を浮いている人も注意が必要です。さらに食事をしているときに片方で食べ物を噛むことが多い方もたるみリスクは高いです。
睡眠時間はどうでしょうか?慢性的な睡眠不足の状態の人は要注意の部類に入ると思った方がいいでしょう。また眠るのが深夜0時以降、夜更かしをすることも多い人も早めにたるみ対策を進めた方が安心です。
たるみの対策
上で紹介したたるみチェックで、思い当たることがたくさんあった、鏡を見たところたるみが見つかった、なにか二重あごになったような気がする場合でも、対策を適切に講じればリカバリーできる可能性はまだあります。そこで、ここでは具体的なたるみ対策の方法について紹介します。
たるみは美容クリニックで治療を受ければ、快方に向かう可能性は十分あります。クリニックに通わなくてもエクササイズを続けることで、徐々にたるみを少なくすることも可能です。
クリニックでアンチエイジングケア治療
クリニックなどの医療機関でたるみ治療を行うのは有効な対策です。医療の専門家が適切な治療をするわけで、高い効果が期待できます。美容皮膚科のようなクリニックであれば、たるみ治療に対応しているはずです。
例えばEMSという医療機器があって、表情筋に電気刺激を与えられます。この刺激で低周波治療のように筋肉を強制的に動かして、筋肉引き締め・顔のたるみ解消につなげていきます。
また糸を使って皮膚を持ち上げることでたるみを解消する、リフトアップ術を採用しているクリニックもみられます。こちらは施術を1回受けただけで十分な効果を実感できるでしょう。極細の針を使って持ち上げていきますので、傷跡の残る心配もないです。
表情筋エクササイズで顔を引き締める
皮膚の土台にある表情筋を鍛えれば、肌を支える力もアップします。その結果、皮膚を持ち上げる力も回復してたるみを解消できる可能性があります。そこで表情筋を鍛えるエクササイズがネットや雑誌などでもしばしば紹介されています。
そのほかにも日常生活で、あえて感情をより表に出すように大げさな表情をするように意識することも大事です。話をするときも普段から口を大きく開けて話すようにすれば、表情筋もより動かせるようになります。
顔のたるみに効果がある簡単な運動その1
すぐにできるエクササイズの方法は3ステップです。
- まず鏡の前に立って、背筋を伸ばしてあごを引きましょう。
- 続いて口角を引き上げるような感じで、作り笑いをしてみます。
- そしてその笑顔の状態を数秒キープします。
この3ステップだけでも十分表情筋を刺激可能です。これだけのエクササイズでも口周りの筋肉を十分鍛えられます。口元のたるみや二重あごに対して効果的なので、このような問題で悩んでいる人はさっそく実践してみましょう。
顔のたるみに効果がある簡単な運動その2
目元の周辺にたるみがあって悩んでいる人は、目元の筋肉を意識して動かす習慣をつけるのがおすすめです。
- そのためには、まず眉を持ち上げた状態にして、目を見開いた表情にします。
- この状態のままで、下まぶたを閉じたり開けたりしてみましょう。
こうすることで目元の筋肉を鍛えられ、たるみを解消する効果が期待できます。
このエクササイズを行う際には、鏡で見ながら行うのがおすすめです。もし誤った方法でエクササイズを続けると、かえって目元のしわを増やしたり深くしたりする原因になりかねないからです。しわができていないか確認しながら、上で紹介したエクササイズを続けましょう。
顔のたるみに効果がある簡単な運動その3
頬のたるみが起きると、ほうれい線が目立ってしまいます。これを解消させるエクササイズは、「あ・い・う・え・お」という口の動きを行う方法です。ただ普通にこの発音をするのではなく、1文字ずつ区切るようにして、いつもよりもしっかり動かすようにエクササイズすることです。
こうすると頬の表情筋をしっかり鍛えられます。また声を出してこのエクササイズをすると、話し方もきれいになって一挙両得ですね。
顔のたるみを消すメーク術
先ほど紹介したクリニックの治療やエクササイズなども効果はありますが、即効性はないかもしれません。「今すぐこのたるみを取りたい!」と思うのであれば、メイクでごまかす方法がありますので以下で詳しく見ていきます。
まずは基本的なことから
たるみを隠したいと思うと、とかく厚塗りになりがちかもしれません。しかしたるみ隠しのためのベースメークは厚塗りを避けることが基本です。厚塗りしてしまうと、たるみで垂れ下がっているところがよれてしまって、かえって強調しかねないからです。
特にほうれい線や目元のようなたるみの気になるところは、むしろファンデーションをできるだけ薄く塗るように心がけましょう。また乾燥するとよれやすくなりますから、保湿ケアを常日頃から怠らずに行うことも大事です。
目元のメイク術
アイメイクを目立たさせることで視線を上部に集め、たるみをカムフラージュする方法は有効です。そのためにはゴールドや淡いイエローの入っているようなアイシャドウを使ってみるといいでしょう。細かなパールの入っているもので目元を際立たせてもいいでしょうし、若い方ならラメの入っているものを使ってもいいかもしれません。
一方でアイライナーはふと目にしっかり入れるといいです。そうすればくっきり目元になって、たるみをカバーしてくれます。
唇のメイク術のポイント
たるみのためのメイク術で一見関係ないような唇も、実は重要です。口角をあげるようなメイクを心がけるのがおすすめです。
そのために実践してほしいメイクが、コンシーラーを使って口角の下の影の部分を消してしまう方法です。コンシーラーは明るめのものを使用して、リップライナーで口角をあげるような感覚で輪郭を描くと、ほうれい線が目立ちにくくなります。若く見られるだけでなく、表情が明るくなって印象もアップするはずです。
たるみのケアになるアイテム3つ紹介
顔のたるみに悩んでいる人は多いです。そこでそのような問題を解消するためのアイテムもいろいろと販売されています。その中でも効果の高く期待できる人気アイテムを3つ紹介します。
フェイスストレッチ
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フェイスストレッチは表情筋を鍛えるアイテムとして人気です。口にくわえて深呼吸をするだけで、表情筋を鍛えることができます。息を吐くと膨らみ、逆に吸うとへこみますから、運動が正しくできているかどうか目で見て確認できます。
ほうれい線が目立つなどのたるみの気になっている人にはお勧めです。しかも深呼吸をすることによって、リラクゼーション効果も同時に期待できるところも人気商品となっている理由です。
リフトレージュ遠赤外線ローラー・フェイス用
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リフトレージュ遠赤外線ローラー・フェイス用は、たるんでいる皮膚を持ち上げる効果が期待できるとして、話題になっているアイテムです。たるみの気になるところを挟んで引き上げる手法でたるみ対策をしていきます。
こちらのアイテムですが、天然由来の鉱石が配合されています。この鉱石の力で、遠赤外線による美容効果も同時に期待できるでしょう。お風呂に入りながら実践しているというユーザーが多いです。
ホウレイリフトブラ
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たるみは皮膚の垂れさがっている状態であるので、持ち上げて対策しようというのがホウレイリフトブラです。たるみがひどくなるとほうれい線も目立ってくるでしょうから、上に引き延ばすことでほうれい線を薄くしようというアイテムです。
ほうれい線を薄くするだけでなく、頬も持ち上がりますからこちらのたるみも一気に解消できるかもしれません。寄せて上げてブラの顔バージョンと思ってもらえればイメージしやすいでしょう。
肌のハリをアップさせる美容液とは
日頃のスキンケアでたるみ対策する方法もあります。その中でも美容液にこだわってみるといいでしょう。たるみ対策のために美容液を使用するのであれば、レチノールの配合されているものを選ぶのがおすすめです。
レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンの合成・代謝を促す作用があると言われています。たるみを解消するために欠かせないコラーゲンの生成に深くかかわっていますから、この成分が含まれている美容液であれば効果が期待できるでしょう。
スキンケアの意外と重要なポイント
たるみだけでなく、肌の各種トラブルに対処するためにはスキンケアを行うことが大事です。たるみのスキンケアを行う際には、できるだけ時間をかけないこと、目安としては1分以内で済ませるといいでしょう。加えて、化粧水やクリームはたっぷり使用する必要はなく、乗せる程度のなじませ方で十分です。
このように言われると意外な感じがするでしょう。しかしあまり時間をかけてなじませてしまうと、それだけ肌への摩擦が大きくなります。結果的に肌への負担が増大し、たるみをかえって悪化させてしまう恐れがあるのです。クリームもすり込む感じではなく、軽くたたいてなじませるといいでしょう。
正しい姿勢を心がけてたるみ対策
たるみの原因で紹介したように、猫背のような姿勢の悪さも大きく関係しています。そこで常日頃から正しい姿勢を意識してキープするように心がけることも有効です。
長時間デスクワークをしていると猫背になりやすいですから、例えば腰にクッションやタオルを当てて猫背にならないようにしましょう。また休憩時間や仕事がひと段落したときに、肩甲骨を回す運動を取り入れてみるといいでしょう。
またスマホを長時間操作し続けると、猫背になりやすくなります。不要なスマホの操作は極力避けるようにする、連続使用時間の上限を決めて、それ以上は操作せずにいったん休憩するように心がけることも有効な対策です。
たるみに効果がある食べ物はこちら
大豆食品
納豆や豆腐などの大豆食品は、たるみ対策で積極的に食したい食べ物です。大豆には大豆イソフラボンといって、エストロゲンという女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれているからです。大豆イソフラボンは、ヒアルロン酸やコラーゲンなど肌のハリに関係する物質の合成をサポートします。
そのほかにも肌のツヤを高める働きもあると言われています。美肌にするために欠かせない食べ物ですから、毎日食べられるように献立を考えましょう。
肉や魚
お肉や魚にはたんぱく質が多く含まれています。タンパク質は私たちの体の原料になる栄養分であり、エネルギー源にもなっている重要なものです。
タンパク質は20種類くらいのアミノ酸で構成されています。アミノ酸は肌のハリに欠かせないコラーゲンを作り出すもとにもなっています。ちなみにアミノ酸の中でも必須アミノ酸が9種類あるのですが、これは体内では生成できません。よって食べ物で補っていくよりほかはないのです。
緑茶
普段の飲み物も意識してみるといいでしょう。そこでおすすめなのが緑茶です。緑茶にはポリフェノールが豊富に含まれているので抗酸化作用がありますし、血行促進効果も期待できます。抗酸化によってアンチエイジングができますし、血行促進で肌に栄養分が効率的に供給できるようになるでしょう。
ちなみにポリフェノールはほかにもココアや赤ワイン、ゴマ、ナスなどの食べ物にも含まれています。いろいろな食材を使って、効果的にポリフェノールを取り入れましょう。
手羽先
居酒屋などに行ったときにお酒のつまみとして、手羽先を注文する人も多いでしょう。この手羽先、顔のたるみを解消する効果が期待できる食べ物と言われています。というのも手羽先には、コラーゲンが多く含まれているからです。
たるみはコラーゲン不足が大きな原因の一つです。ちなみにコラーゲンの含まれる食材として他にも、鶏の皮や牛スジなどもありますから、おつまみとして注文するといいでしょう。
お菓子はNG
ここまでたるみに効果的な食べ物を紹介しましたが、最後にNGなものについて紹介します。それはお菓子です。お菓子の中でも脂質を多く含むものは特にNGです。
脂質を過剰に摂取すると、体脂肪として体内に貯蓄されます。これが長時間そのままにしていると、脂肪が酸化してしまいます。その結果、抗酸化物質を摂取してもどんどん消費されてしまうのです。スナック菓子や焼き菓子などには多く脂肪分が含まれているので注意してください。
たるみに効くツボ
たるみ対策として、ツボ刺激する方法も効果的です。目元のたるみが気になっているのであれば、魚腰というツボが効果的と言われています。眉毛の中央部分にくぼみのようなところがあります。そこを親指を使って軽く押し上げるような感じで刺激しましょう。
もし口元のたるみが気になっているのであれば、地倉というツボを刺激してみることです。口角をあげたときに、唇の両端のところが刺激すべき個所になります。ここから耳まで延長線上に沿って円を描いてマッサージするようなイメージで刺激しましょう。
たるみ解消で効果の期待できるツボに風池があります。襟足の境のところにあるツボで、顔全体の血行を促進してくれます。たるみだけでなく、むくみ解消のためにも効果の期待できるツボと言われています。
頬車は、頬やあごのたるみによって二重あごが気になる人におすすめのツボです。輪郭線を触って、歯をかみしめると盛り上がる部分があるはずです。この部分が頬車です。痛気持ちいいと感じるくらいの力でツボを刺激してみましょう。
たるみが起こる原因として、基礎代謝の低下も関係していると言われています。基礎代謝をアップさせる効果が期待できるツボとして、中かんもあります。おへそから指4本分上になるところで、こちらも刺激してみるといいでしょう。